映像教材の魅力
学校では,映像教材としてNHKのデジタル教材をしばしば利用しています。
一昔前は,電波による一方的な発信だったため,見たい番組があると,時間割や授業の内容を変更して見る必要がありました。しかし,最近ではインターネットが発達し,回線の速度も速くなったことから,見たい時に見たい番組を自由に見ることができるようになりました。このことを『オンデマンド』と呼びます。オンデマンドにより,我々教員も授業の中の適切な時期・時間に,子ども達に教材を提示することができるようになりました。
加えて,鳥羽小学校では昨年度のICT整備事業により,すべての学級の教室と理科室に50インチクラスのプラズマテレビが導入されましたので,テレビを見るために教室を移動するといった煩わしさからも解放されています。
また,教材の質も非常に高いものが多く,理科などでは,学校に設備や実験器具,試薬などがなくてできない実験を,『クリップ』と呼ばれる短い映像教材で見ることができます。
このように,学習を支える環境は今までとは大きく変わってきました。聞くところによると2015年から『デジタル教科書』が導入されるとのことです。『デジタル教科書』が導入されると,子ども達は現行の紙の教科書に変わって表示端末(タブレット端末)を持つことになります。我々教師も,こうした時代の変化に対応し,道具に振り回されない教育活動をしなければなりません。そのためにも,柔軟な頭をもたなければ・・・と思うこの頃です。