山内かぶら vs 普通のかぶら
6年生が現在学習している総合的な学習の時間のテーマは『今,”食”が危ない!』です。この学習を通して,①今日的課題である”食”の問題について,今と昔の比較を通して進んで探究しようとする能力と態度を育てる,②探究を通して“スローフード”の良さを知り,これからの”食”のあり方や自分の生き方を考えることができる,という2つの目標の達成をめざしています。
今日は,その学習の一環で,地元の伝統的な野菜である山内かぶらと普通のかぶらとの食べ比べ,そして,手づくりのおにぎりとコンビニおにぎりとの食べ比べをしました。
食べた後の子どもたちの反応は様々で,『山内かぶらの方が甘い』と言う子や,逆に『普通のかぶらの方が甘くて山内かぶらは苦い』と言う子,『コンビニおにぎりも手づくりおにぎりもたいして変わらない』と言う子や,『コンビニおにぎりはパサパサしている』と言う子,『手作りおにぎりの方がしっとり感がある』 と言う子など,まさに十人十色の反応でした。
食生活の違いや味覚の違いがあるため,おいしさの優劣については単純な比較はできないようです。しかし,地元でとれた山内かぶらという安全な食材である点,自分たちで手間をかけて調理したおにぎりである点は,まぎれもない事実です。このような様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人になってほしいものです。