新校舎のすばらしさ
今朝の児童集会のときに,校舎改築の設計に携わっていただいた設計事務所の方に,校舎の特徴やすばらしさについて説明していただきました。
その説明によれば,本校の校舎の特徴は大きく4点あります。
1点目は『ぺアガラス』の使用です。新校舎の教室等のガラスはペアガラスになっており,1枚もののガラスよりも断熱効果が2倍ほどあります。6mmの空気の層により,夏場は暑い外気をブロックし,冬場は室内の温かい空気を逃がさないとのことです。
2点目は『ルーバー』の使用です。新校舎の2階,3階には窓の外にルーバー(日光を遮るためのブラインド用のようなもの)が固定設置されています。太陽の入射角が最大になる夏至のころに厳しい日差しを教室内に射し込ませないように,また,太陽の入射角が最も低くなる冬至のころに柔らかい光を教室内に取り込むように,ルーバーの幅と間隔が適切に調整されています。
3点目は『蓄熱暖房』です。これは安い深夜電力を利用して,特殊なレンガに熱をため,翌朝から10時間ほどかけて徐々に放熱させるというものです。安全性や経済性の面で優れた暖房器具であり,地球にやさしい暖房であるとのことでした。(レンガのサンプルは写真参照)
最後4点目は,『木の仕上げ』です。新校舎は廊下や教室の床,壁面が木でできています。木による温かみとシックハウスの防止の観点からも,学校には適した素材であるということでした。
新校舎を使い始めて1ケ月が経過しましたが,子ども達はこうした工夫がなされていることをほとんど知りませんでした。今日の説明会を機に,さらに新校舎に愛着と誇りをもってくれればなあと思います。