利雪・親雪
今朝は冷え込みが厳しく,雪が舞う中での登校でした。この時期,多くの大人たちは雪に対して『迷惑なもの』という気持ちを持つのではないでしょうか。
しかし,子ども達は我々大人の感情とはちょっと違うようです。休み時間には元気に外で遊び回る子ども達がいますし,体育の時間には雪遊びやスキー学習を希望する子がほとんどです。『子どもは風の子』とはよく言ったものです。寒風の中元気に遊んでいる子どもたちの姿を見ると,こちらも元気が出てきます。とはいっても,一緒に外で遊ぶには相当の気合いと覚悟が必要ですが・・・。
雪国には『利雪(りせつ)・親雪(しんせつ)』という言葉があるそうです。雪を迷惑なものと認識するだけでなく,『雪を利用する・雪に親しむ』という方に発想を転換することのようです。雪合戦,かまくら作り,スキー,スノーボード,そり遊び,雪だるま作りなどは,雪に親しむ代表的な例です。他にも,雪室(氷室)に利用したり,雪冷房に利用したりする地域もあるようです。また,雪は貴重な水資源とも言われています。
子ども達にならい,また子どものころを思い出し,雪に対する見方の転換に挑戦したいものです。
(4年生の理科で校庭の桜を観察したところ,硬いながらもたくさんの蕾(つぼみ)がついていました。)