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2013年2月20日 (水)

体重計の上で力(りき)むと・・・

 問題です。『体重計に乗り,しゃがんで力(りき)むと体重はどうなるでしょうか?』

 これは3年生の理科の教科書に載っている問題です。3年生の子どもたちは,17人中14人が『重くなる』と答え,残りの3人が『変わらない』と答えました。

 正解は,『変わらない』です。14人もの児童が,誤った概念を持っていることになります。体に力を入れると筋肉が硬くなり,下方向への荷重も増加すると考えているのでしょうか。他には,『片足で立つとどうなるか?』や『普通にしゃがむとどうなるか?』といった問題もありました。この2問については『変わらない』と正解した児童が13~14人いました。

 予想の後は,実際に確かめるのみです!保健室に移動し,ふつうに立った状態,しゃがんだ状態,片足立ちの状態,力(りき)んでしゃがんだ状態の4種類で,体重がどう変化するかを確かめました。どのような姿勢をとろうと,力(りき)もうと力(りき)むまいと,全く体重は変わりませんでした。子どもたちは,予想外の結果に驚いた様子でしたが,身をもって経験したことは頭に強く焼きついたことと思います。

 理科の授業では,実験や観察の準備に手間がかかるため,指導者として実験・観察をつい省略してしまいたい衝動にかられるのですが,予想外の結果が出て驚く子どもたちの表情を目の当たりにすると,『よし,頑張ろう!』という気持ちになります。

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