車いすに乗った人にやさしい町?
4年生の総合的な学習の時間の大きなテーマに『福祉』があります。
今日はその学習の一環で,社協の方をお迎えし,まず『しょうがい』ということについて考えました。その中で,①「人と違うから」,「しょうがいがあるから」という理由で何もできないだろうと決めつけてはいけない(心のバリアフリー)ということや,②一人一人が違うのはあたり前(それを『個性』と呼ぶ)ということを学びました。さらには,③しょうがいの有無にかかわらず,誰もが手助けを必要とする場合があるということにも気付きました。
その後,6月中旬に予定している車いす体験のために,コースの下見を行いました。予定しているコースは,学校から郵便局や大鳥羽駅を訪問するコースです。子どもたちは,車いすに乗ったつもりで途中の様子をよく観察し,段差や溝,危険な場所などについてしっかりとメモをとっていました。
私も同行しましたが,車いすでは明らかに超えにくそうな段差や坂道,歩道のせまい箇所,フェンスのない深い溝などが至る所にありました。普段の生活では全く気付くことはなかったのですが,改めて『車いすに乗った人にやさしい町』を作ることの大切さと大変さを同時に実感しました。