1年生研究授業
今日の2時間目に,1年生学級で研究授業がありました。これは,校内研究(学校内でテーマを設定し,実践研究を行うもの)の一環で行っているものです。互いに授業を見せ合い,事後に研究会をもつことで,我々の授業力の向上を図ろうという目的があります。
今日の授業は,算数の『ながさくらべ』の第1時間目でした。授業の冒頭部分では,袋に入った長さの違う5本のひもについて,直接比較の方法を検討しました。子ども達からは,『ふくろからだす』『おとなりにならべる』,『ろーぷをのばす』,『はじっこをそろえる』,『ぴちんとのばす』といった,直接比較に欠かせない条件がすべて提案されました。さすが,1年生です!
次に,筆箱の中の鉛筆の長さ比べ,教室内の2つのものの長さ比べへと進んでいきました。教室内の2つのものの長さ比べでは,扇風機と自分の身長とを比較し,「扇風機の勝ち!」と残念がっている子もいました。1年生教室ならではの光景で,心癒される気がしました。
最後は,直接比較のできない(離れた位置にあり動かすことのできない)2本のひもの長さの比較です。実際の比較は次の時間に予定していますが,今日は『段ボールで長い定規を作ればいいんじゃないの』や『短い定規のいくつ分で測ればいいよ』,あるいは,『定規をもちよって,みんなで力を合わせて測る』などの面白い意見が出てきました。
授業をしていていつも感じることですが,子どもの発想や意見は純粋で,面白くて,大人にない魅力がいっぱいあります。我々教師は,こうした魅力を常に発見できる『目』と『耳』,そしてそれらを受け止める『心』を持つ必要があります。(自戒の念を込めて)
もしかすると,親の立場も同じかも知れませんが・・・。






