タブレットPC
政府は,2020年度までにすべての小中学校の全児童・生徒にデジタル教科書を配布することを目標にしています。その前提条件になるのは,すべての児童・生徒に,デジタル教科書を表示できるタブレットPCを配布することです。国内でも,先進的に取り組んでいる地域があります。佐賀県の武雄市では,2014年4月から市内のすべての小学生に,2015年春から中学生に,タブレットPC(計4200台)を貸与するそうです。1年生の入学の際に,算数セットにかわってタブレットPCが配られる時代がすぐそこまで来ているような感じです。
さて,鳥羽小学校では,授業でiPadを活用する学級が増えてきました。教科書をスキャナーで全ページ読み取ったり,必要なページを写真撮影したりして,簡易版のデジタル教科書として利用しています。これだと,拡大コピーする手間も省け,必要な部分だけを大きく画面に映すことができるので,教える側と学ぶ側の双方にメリットがあります。他にも,跳び箱やハードルを跳ぶ姿を動画撮影して,自分の空中姿勢を確認しながら学習する体育授業なども行っています。
1人1台の前段階として,教材提示用に全学級に1台欲しいところではありますが,今は学校備品2台と教師個人持ちの2台,計4台でやりくりをしています。本格的な導入に向けて,我々教師もこうしたデジタル機器に慣れておかなければ・・・と思うこの頃です。