研究授業
今年度本校は,県教育委員会から『コアティーチャー養成事業』の研究指定を受けました。この事業では国語科に焦点を当て,子ども達に読解力と思考力・表現力を養うことが求められています。そして,研究の過程で核(コア)となる教員(ティーチャー)を育成し,核となる教員(コアティーチャー)を中心に地域の教師全体の指導力を向上させるねらいがあります。
先日(11日)は,研究授業の第1回目ということで,6年生の島津教諭が公開授業を行いました。扱った教材文は『生き物はつながりの中に(光村図書)』です。子ども達は,説明文との対話を通して筆者の考えを共感的に理解し,自分の経験・体験をもとに,しっかりと自分の意見を発表することができていました。
一方で,友だちが発表した意見につなげて自分の考えを発表することや,友だちの意見を共感的(批判的)に自分の意見の中に取り入れるということに関しては,十分ではありませんでした。この点につきましては,今回の研究を通してぜひとも解決していきたい課題でもあります。この後,毎月行われる授業研究会を通して,我々教師はその指導力を身につけ,子ども達にはそうした力を身につけさせていきたいと考えています。(授業後は,嶺南教育事務所の指導主事の先生を交えて,授業についての事後研究会を行いました)