古い道具 その②
昨日に引き続き,今日も3年生社会科で古い道具の体験学習をしました。
今日使った道具は『石臼(いしうす)』です。たまたま私(ブログ執筆者)の自宅に石臼が残っていましたので,先週末に急きょ樫の木の取っ手をつけたり芯棒を加工したりして,応急修理を行いました。
大豆を炒って石臼に入れ,重い取っ手を回すと,香ばしいきな粉の出来上がりです。初めのうちは一人では全然回すことができなかったので,みんなで協力して粉ひきをしました。実際に我が身で体験すると,昔の人の苦労が分かります。
引き終わったきな粉に砂糖と少量の塩を混ぜて完成です。『こんなきな粉初めて食べた!』『おいし~い!』と,香ばしくて甘くて硬い粒が混じっている歯触りに感動しきりの子どもたちでした。買ってきた250gの大豆から作ったきな粉は,あっという間になくなりました。『昔は不便な生活だったけど,苦労した分だけ今よりもおいしいものが食べられたかも知れないね』と授業を締めくくりました。